1) 令和2年3月12日以降に定期予防接種期間を経過し、現在未接種の方(ただし、接種日時点で川崎市民の方に限られおり、令和4年5月31日までの時限措置です)は接種期間を延長します。
また既に接種期間を逃したため自費で接種された方は助成があります。ただしロタワクチン、Hibワクチン、小児肺炎球菌ワクチンは延長対象外です。
詳しくは川崎市感染症対策課のホームページhttps://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000123943.html
をご参照ください。なお接種延長、接種助成の申請用紙はクリニックにも用意があります。
2)令和2年8月1日以降出生のお子様はロタウイルスワクチン経口接種が10月1日より定期化されます。
3)令和2年10月1日から予防接種間隔が大幅に見直されます。但し注意点は下記のとおりです。
ロタウイルスワクチンには2種類すなわち2回接種の「ロタリックス」と3回接種の「ロタテック」があります。
両者に効果の差はないと考えられています。
接種開始にあたっての注意点を書きますのでよくお読みになってから予約をお願いします。
1)両者の混在接種はできないので、初回接種で使用したワクチンと同一の製剤で接種を完了する必要があります。
2)接種は両ワクチンとも生後6週から接種でき標準初回接種は生後8週です。また日本小児科学会、アメリカCDC(MMWR Recomm Rep.2009;58(RR-2):1-25)の推奨により1回目の接種は生後14週6日(15週未満)までとします。この期間を過ぎますと腸重積のリスクが高まるため当クリニックでは接種しません。
3)経口接種ですので嘔吐を避けるため接種前後1時間位の哺乳は避けた方が良いと思われます。
予防接種をすすめるにあたっての幾つかの基本ルールを書きます。
1)ワクチンは大きく2種類に分類されます>>生ワクチンと不活化ワクチンです
生ワクチン:ロタウイルス、BCG、MR(麻疹、風疹)、水痘(水ぼうそう)、ムンプス(おたふく)
不活化ワクチン:Hib(ヒブ)、肺炎球菌(PCV13)、B型肝炎、4種混合(DPT-IPV)、日本脳炎、
2種混合(DT)、ヒトパピローマ(HPV)、インフルエンザ
2020/10/1より経口ロタウイルスワクチン以外の注射生ワクチン接種後に他の注射生ワクチン接種の場合のみ27日間の接種間隔が必要ですが、他の組み合わせでは接種間隔の規定がなくなりました。
2)同じ種類の予防接種は今までと同じく接種間隔が厳密に規定されていますのでこちらをご参照ください
3)生後2か月のワクチンデビューで接種できるのはHibワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、
ロタウイルスワクチンの4種類だけです。生後3か月になれば4種混合ワクチンが接種できるようになります。
最初は分からないことだらけだと思いますので悩んだり迷われたら
当院にお電話(044-738-1300)ください。
生後2か月からいよいよワクチン接種がスタートします。
お子様の初めての予防接種でハラハラドキドキされているかもしれませんが接種スケジュールを組み立てていくには守らなければならないルールがいくつかあります。
詳しくはこちらをご覧になってください